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港区 「麻布」麻布の今昔、麻布台と麻布永坂町

2024-11-05
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港区 「麻布」麻布の今昔、麻布台と麻布永坂町

寄り道散歩 (2024/11/05 18:25)
我善坊谷と呼ばれていた低地は再開発で埋められ、麻布台はその名の通りヒルズに変身した。一方で時が止まったかのように昔ながらの姿を残している麻布永坂町のような場所もある。新旧の麻布を訪ねる散歩に出かけてみよう。

0東京メトロ日比谷線「神谷町駅」下車
「飯倉方面改札1・2・5」を出たら、出口5方向への通路を進む。
寄り道散歩 (2024/11/03 21:40)
道案内 「麻布台ヒルズ」へ
「麻布台ヒルズ」へ
右手に出口5を示すエスカレーターがあるが、素通りする。
前方の広場を斜め左方向(ガーデンプラザB/C/D方向)に進み、麻布台ヒルズのエリアに入る。
5番出口方面に向かう
このエスカレーターからは出ずに進行方向斜め左に向かう
奥に右方向に行く通路が見える
ガーデンプラザB/C/D方向に進む
1「麻布台ヒルズ」3つの商業ゾーンに150店舗がならぶ
令和元(2019)年に着工、令和5(2023)年に完成した複合商業施設。我善坊谷と呼ばれていた谷地を埋め立てて森ビルが開発建設した。主に商業施設があるガーデンプラザ、主に住居やホテルがあるレジデンス、そして330mの高さを誇る森JPタワーなどからなる。
寄り道散歩 (2024/11/03 21:58)
道案内 「西久保八幡神社」へ
ガーデンプラザB/2Fへ
広場の角まで進んだら、右方向(デジタルアートミュージアム方向)へ進む。
奥にある長いエスカレーターを上がる。
上がったら左方向(ガーデンプラザB/2F方向)に進む。
洋菓子店「HARBS」の左にあるエスカレーターを上がる。

デジタルアートミュージアム方向に進む
直進して突き当たりのエスカレータで上に
エスカレータを上がって左に進むと正面にHARBSが見える
エスカレータで2Fにあがる
「西久保八幡神社」へ
上がったら右にUターンして進むと出口があるので外に出る。
左に進み、歩道橋を渡ると西久保八幡神社の境内に入る。
エスカレータを上がったらUターンをすると正面に出口が見える
出口から出て左にするむ
西久保八幡神社に続く歩道橋があるので渡る
進んでいくと西久保八幡神社の境内に到着する
2「西久保八幡神社」由緒ある古社
京都の石清水八幡から平安時代に江戸に勧請された。もとは霞が関あたりにあったが、太田道灌が現在地に移したとされる。2代将軍秀忠の正室・お江も祈願に訪れたという徳川家ともゆかりのある神社だ。(トイレあり)
寄り道散歩 (2023/03/10 09:55)
道案内 「ノアビル」へ
「ノアビル」へ
神社の石段を下り、大通り(桜田通り)を右に進む。
飯倉交差点を渡り、独特な姿のビルの前に行く。
神社の階段を降りる、比較的緩やかな坂道を使って下ることもできる
階段を降りたら右方向に進む
進行方向左手には東京タワーが見える
進んでいくと正面にノアビルが見えてくる
3「ノアビル」飯倉交差点の巨大な道しるべ
昭和49(1974)年に竣工した、白井晟一設計によるビルである。ノア・ビルディング(株)所有のオフィスビルだ。建設当初は教会と間違われることも多かったというのもうなずける。
寄り道散歩 (2023/03/10 10:00)
道案内 「日本経緯度原点」へ
「日本経緯度原点」へ
ノアビル前を右折、六本木方面に進む。
ロシア大使館手前を左折。横道の奥に進む。
ノアビルを右折して進む前方に見えるのがロシア大使館
左に曲がる、正面はロシア大使館
左に曲がったら直進する
4「日本経緯度原点」明治文明開化の痕跡
突き当り右側の広場に日本経緯度原点がある。明治7年、ここに海軍の気象台が置かれ、その後、東京天文台として使われていた。正確な天体観測をおこなうことで、日本の基準となる経度・緯度を求めたのである。東京天文台は大正時代に三鷹市に移転している。この場所は崖の上になっていて、すぐ下の東麻布との高低差がよく分かる。
すぐ近くには「駐日アフガニスタン大使館」と「東京アメリカンクラブ(会員制の施設)」
がある。
寄り道散歩 (2023/03/10 10:05)
道案内 「和朗フラット」へ 見どころポイント有り
「狸穴坂」の木柱へ
大通りに戻り、六本木方面にさらに進む。
ロシア大使館正門を過ぎ、左側一本目の道が「狸穴(まみあな)坂」だ。
元の道を戻る、右側はアフガニスタン大使館
大通りで左に曲がる
曲がったら直進する
a「狸穴坂」の木柱
寄り道散歩 (2024/11/04 11:28)
「和朗フラット」へ
「狸穴(まみあな)坂」を通り過ぎ二本目の道が「鼬(いたち)坂」だ。大通りをそのまま直進する。
三本目の道の角にレストラン「キャンティー」がある。ここを左折する。一番奥まで進むと洋風住宅が並んでいるのが見えてくる。
キャンティの手前の横道に入る
曲がったら直進する
道なりに進んでいくと前方に洋風住宅が見えてくる
5「和朗(わろう)フラット」麻布スペイン村
昭和11年ころに建てられた賃貸集合住宅。5棟建てられたが、現存するのは3棟。農業技術者上田文三郎が、アメリカ農業視察団の時に見た西海岸の建物を模倣して建てたアパートだ。お店やギャラリーにしているところも以前にはあった。空きがあれば今でも入居できる。和朗とは、「和やかで朗らかに生活する」という意味があるらしい。
寄り道散歩 (2023/03/10 10:12)
道案内 「永坂更科発祥之地石碑」へ
「永坂更科発祥之地石碑」へ(植木坂まで)
道なりに進み、和朗フラット4号館前を過ぎてさらに直進する。
突き当りを左に曲がるとトンネルがある。
トンネルに入ってすぐ左の階段を上がり、歩道に出て直進する。
上り坂になっている側道を進む。

突き当たり左に地下道があるの入ってすぐの左側の階段を上がる
地下道を出て直進する
進んで行くと少し広い場所に出る
「永坂更科発祥之地石碑」へ
すぐ先に植え込みのある広場がある。その横の階段を下る。
歩道に出たら左に進み、坂道を下る。
少し先左側に永坂更科本社ビルがあり、その入り口横に石碑が置かれている。
階段を下って左に
左に曲がったら直進する
上に永坂更科本社ビルの看板が見える
6「永坂更科発祥之地石碑」蕎麦屋の屋号が布屋のわけ
信州出身の清助という商人が信濃の布の商いを始めたのが出発点。布屋太兵衛の屋号で代々商売をしていたが、8代目のときに信州そば(更科蕎麦)を商う蕎麦屋に転業した。この商売替えが大当たりし今日に至っている。店名にもついている永坂は現在も大通りの反対側にある坂道だ。永坂更科の流れをくむ蕎麦店は近くに3店舗(総本家更科堀井・総本家永坂更科布屋太兵衛・麻布永坂更科本店)があり、このビルは総本家永坂更科布屋太兵衛の蕎麦・そばつゆ等の製造所になっている。
寄り道散歩 (2024/11/03 22:56)
高稲荷(たかいなり)の祠
石碑の先、ビルの端にある金網フェンスの奥に稲荷の祠がある。これはかつて近くにあった高稲荷という神社と関係のある祠と言われている。江戸の文化人・太田南畝は更科蕎麦と高稲荷を題材にした狂歌を詠んだ。「更科の蕎麦は良けれど高稲荷、森を眺めて二度とこんこん」。この狂歌は「更科蕎麦の近くに高稲荷があり、その森から狐が二度鳴くのが聞こえた」と、「更科蕎麦は上等だが値段が高い、盛り(が少ない)を見たら二度と来ない」の二つの意味が読み取れて面白い。
寄り道散歩 (2024/11/03 22:58)
道案内 「麻布十番稲荷神社」へ 見どころポイント有り
「永坂」へ
さらに直進する。参議院副議長公邸の石垣に沿って進む。
信号のある交差点で右折、横断歩道を渡って大通りの反対側に行く。
渡ったら右に進む。
直進して坂を下っていく
右折して横断歩道を渡る
横断歩道を渡ったら右に進む
曲がって直進すると「永坂」の木柱がある
b「永坂」の木柱
寄り道散歩 (2024/11/03 23:04)
「麻布十番稲荷神社」へ
左側に「永坂」の木柱があるので、回り込むように左に曲がる。
その先で道が合流したら右に曲がる。
すぐ横に「港区立麻布図書館」がある。(トイレ利用可能)
まもなく大通りに突き当たる。ここを右折すると神社がある。
左折して直進する突き当たりで右に曲がる
角に港区立麻布図書館がある
曲がったら直進する
大通りで右折する
7「麻布十番稲荷神社」麻布に残る伝説
麻布にあった末広神社と竹長(たけちょう)稲荷神社が戦災で焼失したあとに合併してできた神社だ。火災除け・厄除け・商売繁盛などのご利益には麻布ガマ池伝説がかかわっている。旗本山崎家の池に棲む大ガマが、火事から屋敷を守ったという話が伝わると人々が池にお参りに来るようになった。山崎家では火災除けのお札を配布したが、後にその配布を請け負ったのが末広神社だったのである。商売繁盛の宝船が祭られているわけは、戦前まで麻布稲荷七福神巡りというものがあり(現在は港七福神めぐり)、七福神を乗せる宝船を祭っていたのが竹長稲荷神社だったからだ。
寄り道散歩 (2024/11/05 18:15)
道案内 「麻布十番商店街」へ 見どころポイント有り
「麻布十番商店街」へ
神社の前の信号を渡って直進する。
すぐ左に、せんべい屋「たぬき煎餅」があり、たい焼きで有名な「浪花屋総本店」、豆菓子の「豆源」と老舗が続く。
豆源の前、信号のある交差点の道が麻布十番大通りだ。
信号を渡る
信号を渡ったら直進する
信号がある交差点の通りに出る
cたぬき煎餅
せんべい屋「たぬき煎餅」
寄り道散歩 (2024/11/05 17:36)
d浪花屋総本店
たい焼きで有名な「浪花屋総本店」
寄り道散歩 (2024/11/05 17:37)
e豆源
豆菓子の「豆源」
寄り道散歩 (2024/11/05 17:37)
8「麻布十番商店街」老舗も昭和レトロもトレンドも、いろいろあります。
麻布十番大通りを中心として、脇道や裏道にも多くのお店が並んでいる。年配の方から若者や外国人まで多くの人でにぎわっている。前述した老舗以外にも、永坂更科の流れをくむ蕎麦屋(3店舗ある)が有名だ。
寄り道散歩 (2023/03/10 10:26)
道案内 「都営大江戸線 麻布十番駅」へ 見どころポイント有り
「総本家更科堀井」へ
信号のある交差点を右折し、直進する。
二つ目の十字路(信号アリ)をすぎると左に老舗蕎麦屋の一つがある。
右折して直進する
しばらくすると左前方に更科堀井の看板が見えてくる
f総本家更科堀井
寛政元(1798)年創業の老舗。蕎麦の実の中心部だけをつかった白い蕎麦「さらしな」が有名、一度は食してみる価値あり。正月以外は年中無休。平日は昼の営業が15:30まで、夜は17:00からなので要注意。土・日・祝は昼~夜まで通し営業をしている。
寄り道散歩 (2024/11/03 23:37)
「都営大江戸線 麻布十番駅」へ
総本家更科堀井を出て右に進み、十字路(信号アリ)を左折する。
大通りに出て、右に進むと都営大江戸線「麻布十番駅」の南3出入り口(地下鉄連絡通路)がある。
総本家更科堀井から少し戻る
交差点を左折する
直進すると大通りに出る
右側に都営大江戸線の連絡通路が見える
9都営大江戸線「麻布十番駅」
南3出入り口
都営大江戸線「麻布十番駅」
寄り道散歩 (2024/11/05 18:43)

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寄り道散歩

狭い路地や不思議な地形が大好きで、時には地図やナビゲーションに頼らず表通りを外れた路地裏で迷子になるのも好きです。
どこに繋がっているのか分からないワクワク感がたまりません。



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