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中央区 「八丁堀・銀座」 ノスタルジックな建物と旧跡を訪ねて

2025-02-09
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中央区 「八丁堀・銀座」 ノスタルジックな建物と旧跡を訪ねて

寄り道散歩 (2025/02/01 16:06)
中央区内の歴史的建造物も老朽化や再開発のためにその数は次第に減っている。時が過ぎ時代が変わっても、変わらぬ姿を見せ続けてきた懐かしい建物たち。今日も名建築はいつもの場所で、あなたが来るのを待っている。

0東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」下車
東改札を出たら、出口3へ向かう。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:30)
道案内 「第2井上ビル」へ
「第2井上ビル」へ
出口3を出て直進する。
霊巌橋の手前を右折する。
すぐ左側にレトロなビルがある。
出口を出たらまっすぐ進む
橋の手前で右に曲がる
曲がると左斜め前にレトロなビルがある
1「第2井上ビル」川沿いのアンティークビル
昭和2(1927)年に竣工したビルだ。正面入り口のモダンクラシックなデザインは、レトロビルファンにはたまらない趣がある。ビル内部のタイル装飾は建築当時のままだそうだ。ビル1Fのイタリアンレストラン「ウォールストリート」はランチ営業もしている。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:32)
道案内 「純子稲荷神社」へ
「純子稲荷神社」へ
ビル前を直進する。
十字路で横断歩道を渡りさらに直進、左に小さな稲荷がある。
そのまままっすぐ進む
通りの反対側に赤い幟が見えてくる
横断歩道を渡って少し進むと左側に鳥居がある
2「純子稲荷神社」じゅんことは?
北町奉行所付近に祀られていた稲荷神社から元文2(1737)年に分祀された。八丁堀に住んでいた奉行所の与力・同心をはじめ、町衆らの守護神として崇敬されてきたという。純心な精神を子々孫々まで伝え遺すとして、純子稲荷と命名されたと伝わる。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:36)
道案内 「堀部安兵衛武庸之碑」へ
「堀部安兵衛武庸之碑」へ
純子稲荷の前をさらに直進する。
大通りに突き当たる手前、左側に石碑がある。
純子稲荷を越えて進む
通りに出たら左に回り込むように進むと広場がある
橋のたもとに広場があるので入る
奥に石碑がある
3「堀部安兵衛武庸(たけつね)之碑」赤穂浪士最強の剣豪
通称である「安兵衛」のほうが有名だが、「武庸(たけつね)」が本来の名だ。安兵衛は剣術道場で同門であった儒学者:細井広沢(こうたく)の家に一時身を寄せていたことが知られている。その家があったのが京橋水谷町。実はここからは少し離れた場所なのだが、八丁堀一丁目町会が昭和44(1969)年にこの場所に記念碑を建てた。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:37)
道案内 「八丁堀2丁目15の路地」へ
「八丁堀1丁目の信号」へ
大通りに突き当たったら右に進む。
信号「八丁堀」交差点を渡って直進する。
次の信号を渡ってから左折し大通りの反対側に渡る

広場を出たら右に進む
信号を渡って進む
この信号を渡ってから
さらに大通りの反対側に渡る
「八丁堀2丁目15の路地」へ
そのまま直進する。
一つ目の路地を右に入る。
すぐ先、左側に狭い路地があるので入る。
渡ったら進む
右側に細り路地があるので入る
路地を入って進む
建物と建物のあいだにさらに細い路地がある
4「八丁堀2丁目15の路地」通り抜けた先は二八通り
木造の民家が並ぶ狭い路地には昭和の雰囲気が漂っている。八丁堀地区にはこのような路地がまだいくつか残っている。路地を抜けると二八通り(八丁堀二丁目から命名)だ。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:39)
道案内 「京華スクエア」へ 見どころポイント有り
「山城屋」へ
路地を出て左に進む。
すぐ先、左側に和風の店舗がある。
路地を出たら左に曲がる
左側に山城屋の看板がみえる
a山城屋(やまきや)
昭和23(1948)年創業のとんかつ屋だ。木造和風の店構えに歴史を感じさせる。ランチの定食は千円ちょっと、納得のお値段だ。とんかつ以外に魚料理もある。営業は平日のみ。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:40)
「京華スクエア」へ
山城屋の前を過ぎ、十字路を右折する。
しばらく直進し、横断歩道を渡ってさらに直進する。
大通りに突き当たる手前右側に3階建てのビルがある。
山城屋の先で右に曲がる
曲がったらしばらくまっすぐに進む
横断歩道を渡ってさらに進む
大通りの手前右側に3階建ての建物が見えてくる
5「京華(きょうか)スクエア」元は小学校
このビルは昭和4(1929)年に京華(きょうか)小学校の新校舎として建てられたものだ。小学校は平成5(1993)年に閉校になったが、建物は中央区のシルバー人材センターや地域コミュニティセンターなどとして利用されている。正面玄関前には「八丁堀与力・同心組屋敷跡」の説明板がある。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:42)
道案内 「三福ビル」へ
「三福ビル」へ
京華スクエアを出て大通りとの角を右に進む。
信号「桜橋」交差点の右角に、4階建てのレトロなビルがある。
京華スクエアを出たら大通りに沿って進む
交差点の角にレトロなビルが見えてくる
6「三福ビル」小さいけれど大きな存在感
昭和5(1930)年に竣工したビルだ。1Fは店舗(現在は立ち食い蕎麦店)、2F以上は事務所として賃貸されているらしい。桜橋交差点の角には新しいビルが建ち、このビルだけが昔のまま残った。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:45)
道案内 「本の森ちゅうおう・中央区立郷土資料館」へ
「本の森ちゅうおう・中央区立郷土資料館」へ
信号「桜橋」交差点を左折するかたちで横断歩道を渡る。
直進し、一本目を左に入る。
大通りに突き当たるまでしばらく直進する。
大通りに出たら右折する。
少し先右側に「本の森ちゅうおう」のビルがある。
反対側に渡って進む
最初の角で左に曲がる
大通りに出るまで進む
大通りに出たら右に曲がる、少し先に本の森ちゅうおうがある
7「本の森ちゅうおう・中央区立郷土資料館」ここは八丁堀舟入(桜川)の埋立地
令和4(2022)年開設の図書館と資料館だ。中央区に関する文化財や歴史的資料を所蔵・展示している。1Fには常設展示室、2Fには企画展示室と図書館の地域資料室がある。6F屋上庭園からの眺めも良い。1Fにはカフェ「アンペア」がある。入館無料、毎月第3木曜日は休館。この施設がある桜川公園は、かつては八丁堀(桜川)が流れていた場所だ。その堀は昭和35(1960)年~昭和44(1969)年に埋められた。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:48)
道案内 「躍金楼」へ
「入船一丁目信号付近」へ
「本の森ちゅうおう」を出て右に進む。
信号「入船一丁目」交差点を渡ってから右折して進む。
左側2本目を左折する。
本の森ちゅうおうの前の道をさらに進む
信号で反対側に渡ってから右に曲がる
右に曲がったらしばらく進む
2本目の角で左に曲がる
「躍金楼」へ
十字路を2つ過ぎると、右側に木造和風建築の料理屋がある。
左に曲がったら進む
2つめの十字路の先、右側に躍金楼の看板が見える
8「躍金楼(てっきんろう)」粋な黒塀
明治6(1873)年創業の割烹料理店だ。創業の頃にはここから海が見えたという。店名は「金色に輝く波が躍る=鮮魚の鱗が光る=おいしい料理」の意味から名付けられたと伝わっている。現在の建物は戦後間もなくの頃に建てられたもので、国の有形文化財に登録されている。お昼にカウンターで提供されるサービスランチは1500円~2200円ほど。日曜・祝日は休み。土曜日は予約のみ。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:51)
道案内 「大野屋總本店」へ
「新富町郵便局交差点」へ
躍金楼の脇にある路地を右に入る。
通りに出たら、その先の路地も直進する。
広い道に出たら左に進む。
躍金楼の横にある路地を入る
十字路を超えてさらに先に進む
広い通りに出たら左に曲がる
信号のある交差点まで進む
「大野屋總本店」へ
信号「新富町郵便局」交差点を渡ってから右折して進む。
信号「新富橋」交差点の角に和風木造建築の店がある。
信号で反対側に
さらに通りの反対側に渡って右に
右に曲がって進む
十字路の角に大野屋總本店がある
9「大野屋總本店」芸能関係者も御用達
安永年間創業と伝わる老舗の足袋店だ。現在の店舗は大正末頃に建てられたという木造町屋建築で、国登録有形文化財に指定されている。明治の頃、この周辺には新富座や歌舞伎座など芝居小屋があり、役者からの注文も多かったそうだ。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:53)
道案内 「鈴木ビル」へ
「鈴木ビル」へ
信号「新富橋」をこえて直進する。
首都高速道路の上を渡り、一つ目の交差点を左折する。
少し先左側にレトロなビルが並んで建っている。
大野屋總本店前をさらに進み橋の反対側に
橋を渡った先で左に曲がる
左に曲がったらしばらく進む
左側に2棟のレトロなビルが見えてくる
10「鈴木ビル」ビル全体がアート
竣工は昭和4(1929)年。2Fには芝居や舞踊の稽古・公演に使える舞台があり、貸し劇場として使われていたそうだ。装飾タイルの外壁、銅板葺きの屋根、趣向を凝らした窓など、華やかな雰囲気を醸し出している。1Fには「一冊の本だけを売る」というユニークな本屋、森岡書店がある。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:56)
岩瀬博美商店
鈴木ビルのすぐ隣にあるレトロな建物だ。昭和3(1928)年に建てられたと伝わる。岩瀬博美商店は後に岩瀬産業貿易(株)に社名を変更した。洋菓子作りなどに使う乳製品の卸販売をしていた会社だったというが、会社自体はすでに解散している。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:56)
道案内 「旧宮脇ビル、MUSEE・GINZA」へ
「旧宮脇ビル、MUSEE・GINZA」へ
元来た道を戻る。
十字路まで戻ったら左折して進む。
一つ目の十字路を越えてさらに直進する。
大通りに突き当たる手前左側にレトロな3階建てのビルがある。
戻ってから左に曲がる
左に曲がったら進む
進むと前方に大通りが見えてくる
大通りの角に旧宮脇ビルがある
11「旧宮脇ビル、MUSEE・GINZA」加飾タイルに包まれた美しい外壁
竣工は昭和7(1932)年。油商店の事務所ビルとして建てられたという。時代を経て老朽化が進み解体する予定だったが、ビルを購入した川崎ブランドデザインがリノベーションし、ギャラリーとして平成24(2013)年によみがえった。
寄り道散歩 (2025/02/01 15:58)
道案内 「奥野ビル」へ
「新京橋交差点」へ
大通りに突き当たったところを右折して進む。
次の信号「新京橋」で左折、大通りを渡って直進する。
右に曲がってから大通りに沿って進む
新京橋の信号で左に曲がる
信号を渡って反対側に
渡ったらさらにまっすぐ進む
「奥野ビル」へ
横断歩道のある十字路をこえてさらに直進する。
左側二本目を左折する。
しばらく直進すると、右側に古いビルがある。
横断歩道を渡ってさらに進む
横断歩道を渡ってから左に曲がる
曲がったらしばらく進むと右側に奥野ビルが見えてくる
12「奥野ビル」内部は非日常の迷宮
向かって左半分の竣工は昭和7(1932)年、右半分は昭和9(1934)年に竣工。銀座の高級アパートメントとして誕生したビルは、現在もギャラリーやアトリエ、個人事務所などとして活用されている。一歩中に入るとまるで異次元、魅力的な空間が広がっている。入居希望は絶えることがなく、全69室ほぼ満室状態だという。
寄り道散歩 (2025/02/01 16:00)
道案内 「ヨネイビルディング」へ
「ヨネイビルディング」へ
奥野ビル前を直進する。
一つ目の十字路で、横断歩道を渡ってから右折して進む。
すぐ先の左角に重厚な外壁のビルがある。
奥野ビル前さらに進む
横断歩道を渡ってから右に進む
曲がって進むと左側にヨネイビルディングが見えてくる
13「ヨネイビルディング」堂々たる重厚感
昭和5(1930)年に株式会社米井商店の本社ビルとして竣工した。昭和26(1951)年に屋上部分に増築して7階建てとなっている。建設当初はテラコッタタイルを貼った中世ロマネスク風の外壁だった。しかし、経年によってタイルが劣化・剥落する危険があったため、昭和59(1984)年に2階より上の外壁と窓枠を改修し現在の姿になった。東京都歴史的建造物に指定されている。現在1Fでは洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」が営業中である。
寄り道散歩 (2025/02/01 16:01)
道案内 「メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線銀座駅」へ
「銀座二丁目信号」へ
ヨネイビル右の横道(あづま通り)を直進する。
十字路に出たら右折する。

ヨネイビルの角で左に曲がる
あづま通りを進む
十字路にでたら右に曲がる
銀座二丁目の信号まで進む
「メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線銀座駅」へ
信号「銀座二丁目」を左に進む。
松屋銀座デパートの前に地下鉄の入り口がある。
銀座二丁目の信号で左に曲がる
曲がって信号を渡る
しばらく進むと地下鉄の出入口が見えてくる
14東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線「銀座駅」
出入口A13
東京メトロ銀座線「銀座駅」
東京メトロ丸ノ内線「銀座駅」
東京メトロ日比谷線「銀座駅」
寄り道散歩 (2025/02/01 16:03)

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寄り道散歩

狭い路地や不思議な地形が大好きで、時には地図やナビゲーションに頼らず表通りを外れた路地裏で迷子になるのも好きです。
どこに繋がっているのか分からないワクワク感がたまりません。



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