千代田区 「平河町・永田町」 国会議事堂(見学)と周辺散歩
政党本部・議員会館などが並び、常に警備が厳重な国会議事堂周辺。散歩する人もまばらなエリアだが、公園や記念館・史跡など見どころは多い。議事堂内の見学も可能だ。
0東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」出発
東京都千代田区麴町二丁目
半蔵門方面改札を出て、出口2へ向かう。
「平河天満宮」へ
出口2から右にUターンするかたちで歩道を進む。
信号のある十字路を越えて直進する。
右側2本目の横道を曲がる。
信号のある十字路を越えて直進する。
右側2本目の横道を曲がる。
1「平河天満宮」地名「平河町」の由来
東京都千代田区平河町一丁目
太田道灌が現在の皇居内「梅林坂」あたりに菅原道真公を祭った天神社を勧請したのが始まりと伝わる。その後、現在の平川門外に移され、さらに慶長12(1607)年に現在地に移転してきた。学業成就・芸事上達・商売繁盛・縁結びなどにご利益があるとされている。境内には牛の石像(撫で牛)がいくつも置かれている。天神社・天満宮では牛は神の使いとされている。それは道真公と牛にまつわる数々の縁や、道真公の神号である「天満大自在天神」が白い牛に乗った姿で描かれるなどの理由からである。
「平河町二丁目付近」へ
神社の石段を下り、前の道を右に進む。
突き当りを右折して進む。
突き当りを右折して進む。
「柳原愛子邸跡・杉孫七郎邸跡」へ
左側3本目の横道に入る。
突き当りを右折し「みどりコート平河町」の遊歩道を進む。
すぐ先の突き当りを左折し進むと、右側に「土地の記憶と風景の継承」と書かれた説明板がある。
突き当りを右折し「みどりコート平河町」の遊歩道を進む。
すぐ先の突き当りを左折し進むと、右側に「土地の記憶と風景の継承」と書かれた説明板がある。
2「柳原愛子邸跡・杉孫七郎邸跡」歴史に埋もれた皇室ゆかりの場所
東京都千代田区平河町二丁目
柳原愛子(なるこ)は公家:柳原光愛(みつなる)の次女であり、明治天皇の「側室」となって大正天皇を産んだ人物である。明治天皇の没後は準皇族としての身分を与えられ、ここに屋敷を構えた。NHKの朝ドラ「花子とアン」に登場した歌人:柳原白蓮は愛子の姪にあたる。大正末から昭和初め頃に愛子は信濃町に転居し、そのあとに住んだのが政治家であり皇太后宮大夫だった杉孫七郎だ。現在敷地内には柳原邸のころに置かれていた「下乗の碑」「下馬の碑」、杉邸だった時に置かれていた「玉蘭の碑」などが残されている。
「平河町森タワー付近」へ
遊歩道を道なりに進み道路に出る。
そのまま突き当りまで直進し、左折する。
そのまま突き当りまで直進し、左折する。
「隼町交差点」へ
大通りまで直進し、右折する。
すぐ先の信号で大通りを渡り、右に進む。
すぐ先の信号で大通りを渡り、右に進む。
「憲政記念館」へ
交差点「隼町」で横断歩道を渡ってから左折する。
一本目を右折し、すぐ左にある建物に入る。展示室は2階にある。
3「憲政記念館」明治以降の日本の政治について展示解説
東京都千代田区永田町一丁目
昭和47(1972)年に議会制民主主義についての認識を深めるために開館した。本来の場所はすぐ隣の国会前庭北地区であったが、建て替えのため代替施設のこのビルに現在は移転している。
憲政の歩み・議場体験などいくつかのコーナーに分けられて展示がされていてわかりやすい。
毎月末が休館日である。(トイレあり)
憲政の歩み・議場体験などいくつかのコーナーに分けられて展示がされていてわかりやすい。
毎月末が休館日である。(トイレあり)
「国会参観者休憩所」へ
憲政記念館2階の正面入り口を出る。
国会参観バスの広い駐車場に出る。
バスに注意しながら歩行者用通路(緑色)を歩き、国会参観者休憩所に向かう。
国会参観バスの広い駐車場に出る。
バスに注意しながら歩行者用通路(緑色)を歩き、国会参観者休憩所に向かう。
「国会前庭・北地区」へ
休憩所を大通り側の出入り口から出て、左に進む。
直進し、横断歩道を渡ったら右に進む。左側には公園がある。
公園の入り口まで直進し、中に入る。
直進し、横断歩道を渡ったら右に進む。左側には公園がある。
公園の入り口まで直進し、中に入る。
寄り道(立ち寄り)ポイント


寄り道散歩 (2025/05/25 11:52)
A国会参観者休憩所
東京都千代田区永田町一丁目
休憩所の中には、「国会ギフト思い出屋」という土産物売店がある。ここでしか売られていないお土産物がいろいろあって面白い。自動販売機の飲料が市価よりもかなり安い。トイレあり。
4「国会前庭・北地区」地図好きにとっては聖地
東京都千代田区永田町一丁目
幕末には彦根藩井伊家の上屋敷があった場所である。明治時代以降は陸軍参謀本部・陸軍省が置かれていたが、戦後に洋式公園として整備され現在に至っている。またここには日本水準原点があることが知られている。
「日本水準原点」へ
入口から100mほど先、左側にある階段を上がる。
石造りの施設が見える。
石造りの施設が見える。
a日本水準原点
東京都千代田区永田町一丁目
明治24(1891)年に設置された日本の水準測量の基準点だ。東京湾の平均海面を0mとしたとき、この場所が何メートルの高さにあるか決めたのである。当初は24.50mであったが、関東大震災や東日本大震災などによって数値が変わり、現在は24.39mになっている。当時、東京湾の平均海面の観測は墨田川の終点近くである霊岸島で行われた。現在も新川2丁目の川岸に「霊岸島水位観測所跡」として遺構が残っており、近くには標高0mを示す当時の杭が保存されている。現在の観測は神奈川県三浦市にある国土地理院油壷験潮場で行っている。
「櫻の井」へ
来た道を戻り、階段を下りて左に進む。
突き当りを右に曲がると井戸の石枠が置かれている。
突き当りを右に曲がると井戸の石枠が置かれている。
b櫻の井
東京都千代田区永田町一丁目
井伊家の表門近くにあった江戸の名水として知られた井戸だ。もともとは、すぐ近くの内堀通り「国会前」交差点付近にあったが、道路拡幅工事のためこの場所に移設された。
「国会前交差点」へ
櫻の井の前を過ぎ、公園の出口から大通りに出る。
大通りを左に進む。
横断歩道を使って右折方向、道路を渡る。
大通りを左に進む。
横断歩道を使って右折方向、道路を渡る。
「国会前庭・南地区」へ
すぐ先に公園の入り口があるので入る。
5「国会前庭・南地区」池を中心とした和風庭園
東京都千代田区永田町一丁目
幕末には福岡藩黒田家や広島藩浅野家の藩邸があった場所だ。明治以降は有栖川宮邸や霞が関離宮が建てられていたが戦災で焼失した。その後、回遊式和風庭園として整備されて現在に至っている。
「国会前庭・南地区出口」へ
入口を入って直進する。
左右に道が分かれるが、左方向に直進する。
右手の池を見ながら、直進する。
右側からの道がある。その道へ入って進む。(池を回り込むかんじ)
十字路を左に進む。
左右に道が分かれるが、左方向に直進する。
右手の池を見ながら、直進する。
右側からの道がある。その道へ入って進む。(池を回り込むかんじ)
十字路を左に進む。
「国会議事堂正門」へ
公園の出口があるので出て右に進む。
交差点「国会正門前」の信号を渡り、議事堂正門の前に進む。
交差点「国会正門前」の信号を渡り、議事堂正門の前に進む。
6「国会議事堂と正門」まさに政治の中心地
東京都千代田区永田町一丁目
この議事堂は大正9(1911)年から約17年かけて建設され、昭和11(1936)年11月に完成した。向かって左側に衆議院・右側に参議院が置かれている。正門は普段は閉じられている。正門とその奥にある正面玄関が開けられるのは、国会開会式に天皇を迎えるとき、衆・参国会議員の当選後初登院の時、外国の元首らが訪問するとき、などに限られる。
「議事堂内見学入口」へ
正門前の歩道を右に進む。
議事堂の敷地を回り込むように左に曲がって進む。
信号「国会図書館前」を左に曲がり直進する。
少し先、左側に参議院見学受付がある。(さらに先には衆議院見学受付もある)
議事堂の敷地を回り込むように左に曲がって進む。
信号「国会図書館前」を左に曲がり直進する。
少し先、左側に参議院見学受付がある。(さらに先には衆議院見学受付もある)
7「議事堂内見学入口」衆・参どちらでも見学可能(無料)
東京都千代田区永田町一丁目
参議院は平日に限り内部を見学することができる。受付で申込用紙に記入すればだれでも見学が可能だ。見学は午前9時から午後4時の毎正時にまとまってスタートする。それぞれ20分前から受付を始めるので早めに並ぶことをお勧めする。見学時間は約1時間。途中退出はできないので要注意だ。衆議院は平日以外の土日祝日も見学が可能だ。9:30、10:30、11:30、13:00、14:00、15:00に見学がスタートする。申し込みの方法などは参議院と同じだ。ただし、どちらも本会議が開かれているときだけは見学ができない。
「国会議事堂前駅」へ
見学が終わると、議事堂正門横の通用門から外に出る。
歩道を右に進む。
議事堂の敷地に沿って進み、角を右に曲がる。
しばらく進むと右側に地下鉄の入り口がある。
歩道を右に進む。
議事堂の敷地に沿って進み、角を右に曲がる。
しばらく進むと右側に地下鉄の入り口がある。
8東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」
東京都千代田区永田町一丁目
東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」2番出入り口