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新宿区 「荒木町」 四谷の窪地(荒木町)周辺を巡る

2025-07-14
11 min read

新宿区 「荒木町」 四谷の窪地(荒木町)周辺を巡る

寄り道散歩 (2025/07/04 23:06)
隠れ家的な飲食店が軒を連ねる荒木町。石畳の路地や階段を歩けば、かつて花街だった残り香が漂っているのに気づくはず。窪地に下りれば、江戸時代から残る池が静かに水をたたえている。

0東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」下車
2番ホーム(池袋方面)の場合→舟町方面改札を出て、出口4へ。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:29)
「四谷三丁目駅 1番ホーム」
1番ホーム(新宿・中野坂上・荻窪方面)の場合→構内連絡通路を通り舟町方面改札へ。改札を出たら、出口4へ。
寄り道散歩 (2025/07/12 11:39)
道案内 「車力門通り」へ
「車力門通り」へ
出口4を出て左方向、新宿通りに沿って進む。
右側三本目の横道、「荒木町商店会・車力門通り」に入る。
出口右側にある大通りに沿って進む
しばらく道なりに進む
みずほ銀行の先に車力門通りの標柱が見えてくる
左に曲がり車力門通りに入る
1「車力門(しゃりきもん)通り」かつての花街入口
江戸時代は松平摂津守(せっつのかみ)上屋敷の通用門に行く道であった。屋敷内へ荷物を運搬する人足(車力夫)が集まっていたため通用門は車力門とよばれていて、それが通りの名称になった(諸説あり)。現在は荒木町の飲食街の一部になっている。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:32)
道案内 「金丸稲荷神社」へ
「金丸稲荷神社」へ
車力門通りを進む。
突き当りに「とんかつ鈴新」があり、隣に神社がある。
車力門通りを道なりに進む
とんかつ鈴新の隣に金丸稲荷神社がある
2「金丸(かねまる)稲荷神社」家内安全・商売繁盛
かつてこの地にあった松平摂津守上屋敷の守護神として天和3(1683)年に創建された神社だ。松平家がここを去り、明治5(1872)年に荒木町が成立すると地元の守護神として信仰されるようになった。現在の社殿は昭和50(1975)年に建てられたものだ。周囲の玉垣には、かつての料亭や土地の名士の名が刻まれている。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:34)
道案内 「柳新道通り」へ
「柳新道通り」へ
神社の前を道なりに曲がって進む。
すぐ先の左側に、狭い横道があるので入る。
突き当りを右折する。
神社前の道を進む
左側の公園の入り口の反対側に細い路地がある
路地に入る
路地を進んで通りに出たら右に
3「柳新道(やなぎしんみち)通り」ディープな裏通り
先ほどの「車力門通り」と、もう一本西側の「杉大門(すぎだいもん)通り」に挟まれた細道。通り沿いには飲食店が軒を並べ、かつて花街だった頃の雰囲気が色濃く残っている。夜も歩いてみたくなる通りだ。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:35)
道案内 「レトロ電柱階段1」へ
「車力門通り北側付近」へ
柳新道通りを端まで直進する。
大通り(外苑東通り)に合流するが、そちらには行かず右折する。
すぐ先の突き当りを右折して進む。(逆方向から車力門通りを戻るかたち)

大通りに出たら右に進む
すぐ先に右に曲がる横道があるので入る
突き当たりまで進む
突き当たりで右に曲がる
「レトロ電柱階段1」へ
左側一本目の横道を入る。
すぐ先、左側に窪地へ下る階段がある。
1本目の横道に入る
奥に進む
左側に階段がある
4「レトロ電柱階段1」情緒ある石畳階段
最初の曲がり角にレトロなデザインの電柱が立っている。階段下に続く花街へ人々をいざなうほのかな明かりが灯っていたのだろう。今は街灯としての役割は終えているようだ。電柱のすぐ横には「料亭:千葉」があったが、令和6(2024)年の終わり頃に取り壊された。電柱の下部には「山洋コンクリート工業株式會社」の鉄製小パネルが付けられている。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:37)
道案内 「策の池」へ
「策の池」へ
階段を下って進む。
右側に小さな池がある。
階段を下っていく
階段を下った先の左側に神社と池がある
左に神社、右に池があるので右側から入る
5「策の池(むちのいけ)」大名屋敷の名残
高須藩松平家は尾張徳川家の支藩であり、石高は3万石と少ないが家康直系の名家として高い格式を誇っていた。この池は大名屋敷の庭園にあった池で、家康が乗馬用の策(むち)を洗ったことが名前の由来である。元々はもっと大きな池だった。明治になって松平家が去り、池や庭園が一般開放されると景勝地として人が集まり、明治後期には花街となる。しかし次第に衰退し、昭和58(1983)年に三業組合が解散し、花街の歴史は終わった。池の周辺にあった料亭は一般の住宅にかわっている。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:38)
道案内 「レトロ電柱階段2」へ
「レトロ電柱階段2」へ
下りてきた階段の右隣りの道に入り進む。
突き当りを右に進む。
石畳の道を道なりに進むと、上り階段になる。
池を出て斜め右に進むように入る
道なりに進む
突き当たりで右に曲がる
石畳を道なりに奥まで進む
6「レトロ電柱階段2」都電の敷石利用
この階段の石は、新宿通りを走っていた都電の敷石を再利用したものといわれている。昭和40年代に都電が廃止になり、敷石は道路からはがされ建築資材などとして安価で払い下げられた。荒木町内では、ここ以外にも通路や階段に使われている。階段の途中左側、マンション「レナトゥス四谷」の前に、古い電柱が立っている。先ほどの電柱と同じもので、下部に付けられた会社名のプレートも同じだ。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:41)
道案内 「新宿歴史博物館」へ 見どころポイント有り
「荒木町6の階段坂へ」
階段を上がり、先ほどの「とんかつ鈴新」の横に出る。
前方左に横道があるので入り、直進する。
一つ目の階段を上がる
階段を上がり右に曲がる
とんかつ鈴新の横に出る
車力通りに出てすぐ左にある道に入る
正面見える階段まで進み階段を上がる
「三栄公園へ」
一つ目の階段を上がり、前方にある二つ目の階段も上がる。
信号「三栄町」で大通り(津の守坂通り)を渡り、さらに直進する。
次の十字路角に公園がある。
階段を上がると正面に階段が見える
階段を上がると三栄町の信号があるので反対側に渡る
そのまま直進する
右前方に公園がある
a三栄公園
昭和18(1943)年に、箪笥町・北伊賀町・新堀江町の3町が合併して三栄町になった。3つの町が共に栄えるように名付けられたという。この公園は、合併と同じ年の昭和18年に開園している。この場所には明治の初めに四谷小学校があった。その後、四谷小学校分校や幼稚園が置かれていた。トイレあり。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:43)
「新宿歴史博物館」へ
元の十字路に戻る。
「新宿歴史博物館」の案内板が示す方向に進む。
しばらく進むと右に博物館がある。
公園を出た反対側の道に入る
しばらく進む
右に新宿歴史博物館の建物がみえてくる
7「新宿歴史博物館」新宿の移り変わりを展示
新宿区に関する歴史資料を展示解説している。復元家屋や都電車両など大掛かりな展示もあり、ミュージアムショップにはお土産になりそうなものも色々ある。常設展示見学¥300。ただし、閲覧室・中庭・れきはくギャラリーの利用は無料。第2・第4月曜日休館。トイレ利用可。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:45)
道案内 「モンマルトルの階段」へ
「津の守坂通り」へ
博物館を出て、右へ進む。
一つ目の十字路を左折する。
大通り(津の守坂通り)に出たら左に進む。

博物館を出て更に進む
坂の途中で左に曲がる
大通りに突き当たるまで直進する
突き当たりで左に曲がり進む
「三栄町信号付近」へ
信号「三栄町」で大通りを渡る。渡ったら右に進む。
左側一本目の横道に入る。

津の守坂通りを進み前に見える三栄町の信号まで進む
三栄町の信号で通りの反対側に渡る
渡り終えたら右に曲がり進む
1つめの横道に入る
「モンマルトルの階段」へ

突き当りを左に曲がると下りの階段がある。
横道に入り進む
道なりに進み突き当たりで左に
曲がるとすぐ右に階段がある
8「モンマルトルの坂」荒木町の窪地を見渡す
中央に手摺がある階段坂だ。その形や、真っすぐ下っていく雰囲気がパリのモンマルトルにある階段坂に似ていると誰かが言い始め、いつのまにか呼び名が定着してしまった。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:46)
道案内 「仲坂」へ
「仲坂」へ
モンマルトルの坂の階段を下りきる手前、右にある細い路地に入り進む。
しばらく直進し、階段を下りて表通りに出る。
前方に見える階段坂の方へ進む。
途中の踊り場に右に入る路地がある
路地に入り進む
階段を下りて更に直進する
前方に見えてくる階段まで進む
9「仲坂」窪地北の出入り口
階段下の左右に、「仲坂」「昭和七年八月竣工」と刻まれた石柱がある。坂名の由来については不明である。階段のある辺りは谷地の開口部だった。松平家が大名屋敷と庭園を造る際に盛り土をして谷を閉じたのだ。その堰堤の上に道が通された。その道まで上がる階段が仲坂だ。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:48)
道案内 「幅が変わる通用階段」へ
「外苑東通り」へ
仲坂を上がったら左に進む。
道が分かれているが直進方向右の道を進む。
大通り(外苑東通り)に出たら右に進む。

階段を上がり左に
しばらく進む
Y字路では右側の通りに進む
進むと外苑東通りに出るので右に
「荒木町23の路地」へ
信号「曙橋南」で大通り渡り、右に進む。
すぐ左の横道に入って直進する。
右に曲がると前方に信号(曙橋南)がある
信号で通りの反対側に
横断歩道を渡り右に進みすぐ先で左に入る
横道を直進する
「幅が変わる通用階段」へ
曲がり角のマンションとマンションの間の通用路を直進する。
突き当りを、右・左とカギ型に進むと、下りの通用階段がある。
左に曲がらずマンション間にある通用路に入る
通用路を突き当たりまで進む
突き当たりを右に曲がり道なりに進む
進んだ先に階段がある
10「幅が変わる通用階段」なぜか中央部が広い
隣接するマンション工事に伴って近年改修された通用階段だ。以前は上部がL字型に曲がっていたが、直線階段になった。ただ途中で幅が大きく変わるのは元と同じだ。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:55)
道案内 「セツ・モードセミナー」へ
「船町13の十字路」へ
階段を下ると坂道に出る(新坂の標柱がある)。右に進む。
すぐ先の十字路を左折する。
左側一本目にある坂道を上がる。
奥にある階段の左にレトロモダンな建物がある。
階段を下りると正面に新坂の標柱がある
右に曲がり坂を下る
最初の十字路で左に曲がる
しばらく進む
「セツ・モードセミナー」へ
左側一本目にある坂道を上がる。
奥にある階段の左にレトロモダンな建物がある。
左に入る路地があるので入る
上り坂の途中にセツ・モードセミナーがある
11「セツ・モードセミナー」パリの街角を思わせる
セツ・モードセミナーとは、長沢節(ながさわ・せつ)が昭和29(1954)年に創設した美術学校だ。スタイル画やファッションデザインを学ぶ学生を育てた。この建物は昭和40(1965)年に建てられたもので、階段との組み合わせはモンマルトルのような雰囲気がある。学校は平成29(2017)年に閉校になった。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:57)
道案内 「西迎寺」へ
「西迎寺」へ
階段を上がったら右・左とカギ型に進む。
少し先、左側に寺の入り口がある。
階段を上がる
階段上で右に曲がる
しばらく道なりに進む
西迎寺の入り口まで進む
12「西迎(さいこう)寺」大仏は330年ここにおはします。
元は江戸城紅葉山にあった西迎院が起源の浄土宗の寺。江戸城拡張工事のため寛永12(1635)年に現在地に移ってきた。江戸時代は現在よりもかなり広い敷地のある寺だった。入り口すぐ右にある青銅製の阿弥陀如来坐像は元禄7(1694)年に造られたもので、新宿区の有形文化財に指定されている。
寄り道散歩 (2025/07/04 22:58)
道案内 「たんきり子育て地蔵」へ 見どころポイント有り
「釣り文化資料館」へ
西迎寺を出て、元の道を直進する。
突き当りを右折して進む。
突き当りを左折すると、左のビル1Fに資料館がある。
門を出て突き当たりまで直進し右に
右に曲がり更に直進する
通りの突き当たりで左に
左に曲がると入り口があるので中に入る
b釣り文化資料館
週刊つりニュース東京本社ビルの一階にある資料館だ。週刊つりニュース創設者の船津重人氏が収集した和竿・魚籠・書籍などを展示している。ビル前の植え込みの中には釣り地蔵が奉られている。入館無料。開館時間は12:00~17:30。定休日は木曜・金曜。
寄り道散歩 (2025/07/04 23:00)
「たんきり子育て地蔵」へ
資料館を出て、元の道を直進する。
右側に寺が並んでいる。浄運寺・法雲寺・正應寺を過ぎて直進する。
その先の右側にお堂があり、地蔵が祀られている。
資料館を出て左に進む
しばらく直進する
丁字路ではそのまま直進する
丁字路を越えると右前にお堂がある
13「たんきり子育て地蔵」復活したお地蔵さま
天台宗の寺、安禅寺(民家のような佇まい)の門前に立っているお地蔵さまだ。安禅寺は江戸城和田倉門付近から寛永11(1634)年に移転してきた。お地蔵さまは子供の風邪や咳を治し、大人の喘息や痰を切ってくれるご利益で人々の信仰を受けてきたが、昭和20(1945)年の空襲で本堂と共に焼失した。その後、昭和31(1956)年に復元されて現在に至っている。
寄り道散歩 (2025/07/04 23:02)
道案内 「メトロ四谷三丁目駅」へ 見どころポイント有り
「アンパンマンショップ」へ
地蔵像の向かい側にある細道を通り抜ける。(私道なので静かに歩行する)
突き当りを右に進む。
大通りに出たら、左に進む。
少し先、左にあるビルの1階にアンパンマンショップがある。
お堂前にある路地に入る
路地の突き当たりで右に曲がる
外苑東通りまで進み、左に曲がる
外苑東通りに沿ってしばらく進むとアンパンマンショップがある
cやなせたかしの店・アンパンマンショップ
アンパンマンの作者、漫画家のやなせたかし氏が平成6(1994)年にオープンした店。各種アンパンマングッズを販売している。営業時間12:00~18:00。月曜日定休(祝日の場合は翌火曜日休み)
寄り道散歩 (2025/07/04 23:04)
「メトロ四谷三丁目駅」へ
元来た道を戻り、大通りをそのまま直進する。
交差点「四谷三丁目」を右折すると、すぐ先に地下鉄の入り口がある。
来た道を戻る
前方に四谷三丁目の信号が見えてくる
交差点で右に曲がる
右に曲がった先に四谷三丁目の出入口がある
14東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」
東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅
2番出入口
エレベータ専用口
寄り道散歩 (2025/06/21 23:34)

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狭い路地や不思議な地形が大好きで、時には地図やナビゲーションに頼らず表通りを外れた路地裏で迷子になるのも好きです。
どこに繋がっているのか分からないワクワク感がたまりません。



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